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空室期間が1年と8ヶ月・・・1ヶ月で満室に!
大阪府大阪市にあるワンルームマンションの管理事例です。7月末の時点で11戸中空室が3部屋ありました。最大の問題点は単身物件で3点ユニットバスであることです。
- 問題点
- ユニットバス/自転車置き場が無くエントランス前に放置
大阪府大阪市にあるワンルームマンションの管理事例です。7月末の時点で11戸中空室が3部屋ありました。
最大の問題点は単身物件で3点ユニットバスであることです。
近隣マンションには同じような物件が非常に多く、家賃帯も2万円台の賃貸マンションがあふれている状況でした。
対策として、家賃を近隣相場に近づけたり、初期費用を減額するなどの対策を行いました。
問題点:大切なのは近隣物件との差別化
賃料や初期費用の減額などの対策を行いましたが、圧倒的な近隣マンションの空室の多さと安さに、
なかなか部屋付けが進みませんでした。
空室期間が長くなっていき、最大で1年8ヶ月の部屋もありました。
近隣マンションとの差別化のためどのような対策を打つか考えました。
単なる家賃の減額だけでは、差別化はできません。特にエンドユーザーにアピールできるような対策を考えました。
マンションのイメージアップと無料インターネット設備の導入
まずは、マンションの前に並んである自転車を一掃するために、自転車置き場を設置しました。
自転車置き場といっても元々は住居として使っていたスペースを自転車置き場にするという思い切った施策でした。
1部屋分の賃料収入が無くなりますが、人気が無い1Fを安い賃料で貸すよりも、他の部屋の成約につながるのであればということでオーナー様に了承を頂きました。
さらに、インターネット無料の設備を導入しました。
通常入居者様が個人でインターネットを契約した場合は月々4千円~5千円程度かかります。
しかし、オーナー様が1棟で契約した場合はその費用が格段に安くなります。
そのため、インターネットを使用される入居者様は他のマンションと比べて、4~5千円程度のアドバンテージができます。
インターネット設備と自転車置き場を設置した後からすぐに申込が来ました。
3室あった空室は1ヶ月のうちに満室になりました。その後9月に1件退去が出ましたが、業者から早くリフォームをして欲しいとの催促が何度もありました。
今まではこのマンションで仲介業者から、そのような要望が出たことが無かったため、非常に驚きました。ちなみに退去した部屋も2週間で成約になりました。
マンション経営は今後、もっと厳しくなる可能性が高いです。
家賃が下がっていき、競争はさらに激しくなっていくと思われます。
そのような状況の中では常に他の物件との差別化が求められます。今後もオーナー様と一緒に物件の差別化を心がけていきたいと思います。