更新日 2012年10月10日
「フィロソフィー 2012年10月号」
今年に入って、ゲリラ豪雨とよばれる積乱雲発生による豪雨が、私たち関西にも多数発生しました。8月には京都府宇治市で大きな被害がありました。みなさまのご自宅または物件の被害はいかがだったでしょうか。被害を受けられたみなさまには、心からお見舞い申しあげます。
私たちの店舗でも8月14日には寝屋川店、8月31日には松原店が被害を受けました。路面店のオフィスの床が、寝屋川店では10センチ以上、松原店では数センチ水に浸かりました。近隣店舗のスタッフや本社スタッフが応援にかけつけ掃除や片づけを協力して行うことができましたが、エアコンは故障し、猛暑の中で2週間にわたりエアコン無しでの接客を行ないました。ご来店されたお客さまにたいへん不快な思いをさせてしまったことが誠に申し訳なく、お詫びを申しあげます。
しかし、そんなきびしい環境の中でこそ感じることがあります。きびしい環境で一生懸命に接客をしている姿を、ご来店されたお客さまも見てくださっています。近隣店舗のスタッフ仲間の応援があり、お客さまのご理解があることで、きびしい環境の店舗にちょっとだけやさしい空気が生まれます。「雨降って地固まる」とも申します。水害は悲しい事故ですが、私たちはそれを契機に団結や成長の糧にしていきたいと思います。
ひとは、失ってはじめて理解する大切なものがあります。それは健康であったり、大切な仲間だったりします。健康で晴天の毎日では気づかないものも、水害などの非日常から学ぶことができます。私たちタカラグループの社員は若い人間の集まりです。今後の様々な体験を通じてさらに成長してゆきます。人生の先輩であるオーナーさまや入居者さまからは、未熟な点も見受けられることと思います。しかし未熟だからこそ、成長の余地が多くあるとも言えます。
私たちは、仕事を通じて日々成長していきたいと願う人間の集まりです。180人の成長がある臨界点を超えたときに、オーナーさま、入居者さまのどんなご要望にもお応えできるほどの成長を一気にとげると信じています。
まだまだ未熟な私たちの成長を温かく見守ってくださるみなさまに、感謝を申しあげます。ご多忙な日々が続くと存じますが、どうかお身体ご自愛くださいませ。